悲しみ此処に極まれリ
●大好きな喫茶店がありました(過去)
(私の好きだったあの店はもう変わってしまった)
ハイジです。
今私はとても深い悲しみの中におります。
以前の記事【ひょんな事ありがち】に書いた事があるのですが、私にはとても好きな喫茶店がありました。
本屋さんに併設しており、田舎にしては珍しく本を持ち込んで読んでいいですよ、というスタイルのすこぶる私に甘いお店でした。
そうそう、私は喫茶店で一人でダラダラと手帳を書いたりするの大好き種族なのです
(去年こんな討論会的遊びもやってのけたお店でもあります)
そのお店が突如として「2〜3ヶ月お店閉めます」宣言をしてきまして。
悲しみの極みでしたよ、もう。
しかもその時は丁度、親の怪我で家もゴタゴタ、やっとこさ出来た彼氏とも別れたいで、最高にゴタゴタの渦中におりまして、人生の下火もいいところでした。
そこへ来て私の唯一の癒やしであるその喫茶店の閉めます宣言は泣きっ面に蜂といいますか、踏んたり蹴ったり殴られたり、という感じだったのです。
その突然のお店閉めます宣言から、昨日やっとこさそのお店がオープンしました。わーい。
わーい、わーいと喜び勇んで、私は給料日前でカツカツな財布をお供にやってまいりました(現在進行形)
暗転
泣きそうです。
あの好きだったお店は変わってしまった。
内装はある程度そのままなのに、決定的に色んなものが違う。体を迸る、圧倒的なコレじゃない感。
私の好きなカフェはファミレスみたいになっていました。
物静かな店員さんは元気なお兄さんたちに様変わりして、かけられている音楽もお洒落静かなものからお洒落元気になっている。
もちろん本はもちこめません。
いや、全然悪くないのです。
ごはんは美味しそうだし、店員さんが元気で全然いいし、音楽が明るいのもいい。本は持ち込めなくても私は手帳を書く為にきてるので、問題ない。売り物汚したらいけないし、ほんとにそこはいいのです。
けれど、けれどですね。
けど、私の好きだったガトーショコラが全然違うものになってしまっている。しっとり、ねっとりしてて、コーヒーにすこぶる合う。ボロボロこぼれない。手帳書きながら「あぁ至福」と手を合わせたくなるような、あの私の琴線を上手に奏でていたガトーショコラは変わってしまっていました。
こんなことなら、オープンはまだかな?いつ帰ってきてくれるのかな?と希望薄に待ち望んでいたあの頃のほうがマシだったかもと思えるくらい。
かなしいです。
なんだか地味にショック過ぎて、頼んだガトーショコラが喉を通らない。まじかよ、と客観視すると笑える程にショックを受けており、ともかくはよ食べてお店を出ねば!と、なっております。
手帳はちっとも書けてない。
けれど耐えがたい。
涙でそう。ぐへえ