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米相場

米騒動というサイトにくっついているブログ。

ずっと妄想していた

●なんちゃって登山部活動日

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(誰の粋な計らいだろう)


こんばんは。

今日は運動不足を理由に、なだらかな山に登ろう企画を立ち上げ、1日登山部になってきました。

(最近の私の脳内流行り。何かにつけ自分のやる事に『〜部』と付け、心の中で部活動に仕立て上げる事)


以前は花見目的で同じ山に登りましたが、桜の時期は過ぎてもこの山は清々しかった。素晴らしかった。程よかった。

はい。青葉の頃もこの山はとてもよいという結果が持てて良かったです。

登山部といいつつ、それ程山々しくはなく、山というより傾斜のなだらかな坂という感じ。木の杖をついたおじいさんが私達を追い越していけるレベルというのがまた良い。

何が良いって、疲れすぎない為に「また来よう」と安易に思えるところ。

腹八分で終了した食事は、また食べたいと思えるように、体力無しのアラサーには腹五分程度のきつさでないと『次』を想像できないのです。

ともあれ、今回の登山部は気候も良く、2回目ということもあり私は妄想が激しかった。


というか。

妄想しか、していませんでした。


●自分がRPGの世界のキャラだったらという妄想

TVアニメ「灰と幻想のグリムガル」 CD-BOX『Grimgar, Ashes and Illusions ”BEST”』

(【灰と幻想のグリムガル】のせいで妄想に磨きがかかってしまった)


前回のブログでチラリと書きましたが、私は少し前に【灰と幻想のグリムガル】というアニメを見ました。

元はラノベのようです。

そして、私はこのアニメがジワリと好きでした。とても背景が私好みで(色が柔らかい)、主人公のナレーションも筆舌を尽くして心理描写を語ってくれるモノであった為、私は胸を撃たれっぱなしでした。

300ピース ジグソーパズル 灰と幻想のグリムガル(26x38cm)

(リアリティとファンタジーの共存する矛盾)


このアニメはRPGのファンタジー世界を、とても現実的に描く不思議な作品でした。

どういうリアルさかというと、あれです。


『私達みたいな一般人がRPGのゲームの世界に入ったら一体どうなるのか』を忌憚なく描くリアルさです。


主人公は突然目覚めると、そのグリムガルという異世界みたいなところに居て、自分の名前以外覚えていない〜、みたいなよくある異世界転移や異世界転生みたいなノリで物語が始まります。


なのに、そこからはひたすら現実的。

(主人公の名前が「ハルヒロ」という所から、この子は日本人なのだろうなという程度の情報のみ。最初から最後まで。アニメでは)

特に主人公のハルヒロのみが選ばれてきた、という訳ではないみたいで、主人公以外にも何人も同じ状況の人達がその場に居る。


そのグリムガルでは魔物と戦う世界で、義勇兵になり魔物と戦うか、街でほそぼそと暮らすか、ハルヒロ達はどちらか選択を迫られます。


はい。既にここからリアルで。

そこで機転の効く実力者達は、素早く能力の高い者同士でパーティを組んでさっさと出て行ってしまうのです。主人公ハルヒロは所以、残り物。

ハルヒロ達は残ったメンバーでやっとこさパーティを組んで、互いに初対面同士ながらも義勇兵になる事を選びます。

(この時点ではハルヒロ視点の割に役割が地味な為、主人公とは思えない地味さ)

灰と幻想のグリムガル (初回生産限定版) 全6巻セット [マーケットプレイス Blu-rayセット]

(主人公は職業に“盗賊”を選びます)


皆で話し合って職業を選び、基本スキルを身につけ(全部金がかかる)やっとモンスターと戦闘!

となっても、最初はその世界で一番弱いゴブリン1匹倒せない(6人がかりで)

魔術師になった女の子も怖くて詠唱途中で転んだり、泣きだしたり。

弓使いの子も、弓が当たらなかったり。まじで森で野生動物相手にしている感じ。

モンスターとはいえ、生き物に剣を刺した時の気持ち悪さ腰が引けたりして、もう一匹もまじで倒せない。


ゴブリンが倒せないとお金が稼げない。(モンスターが身につけているアイテムを売ってお金にする)

お金が稼げなくて、装備もまともに揃えられないし、食材も買えない。漠然と不安にかられる毎日。


ハルヒロの洗濯中のモノローグが地味に生活苦を物語るのも好きでした。

お金がなさ過ぎて、パンツが買えない。繕って繕って、大事に使っているけれど、でももう限界。次こそはゴブリンを倒してパンツがほしいと、地味に密かに考えている、そついうモノローグ。


そういう世界。

ハルヒロに特別な力はなくて、パーティは初対面同士で息もあわなくて、そもそも戦ったことなんてないから一匹も敵は倒せなくて、でも生きるためには戦うしかない。


みたいな。

そりゃあもう、私達がRPGの世界に入っても同じようになるだろうな、という感じ。

地味だからこそ、一匹目を倒した時や、少しずつパーティとして動き出した時は見ているこっちも嬉しくなるような、そういうアニメでした。

パーティでのそれぞれの立ち位置、人間関係、戦闘での役回り。

途中から、主人公がやっと主人公になるところは主人公大好きな私としては、胸が熱くもなりました。


●で、話は今日の登山部なんですが。

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(太陽に透ける5月のモミジのこの水面に浮いている感。すばらしい!)


と、そういう私の地味に好きなお気に入りアニメのせいで今日の登山中は、一人脳内がせわしなく落ち着きがなかった。

なだらかな坂みたいと言っても山は山。隣は小川、地面には苔が生えていないところはないくらい、なんか、こう。ダンジョン感がやばい場所。

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もし、この脇からゴブリンが出てきたらどうなるのか。

そういう事ばかり真剣に考えて登っていました。

こういうところで襲われたら、戦闘以前に足場が悪すぎて自滅するとか、どう友達と連携をとったらいいのか。しかもゴブリンは弓も使うので、死角から狙われていたらヤバイとか。


そんな事ばかり考えてしまって。

私は今までゲームのキャラクター達に、驚くべき無理を強いていたんだと悶々としてしまいました。

山道で飛んだりはねたりなんて出来ないよ、普通は。


まあ。アラサーにして、そんな事ばかり考えていてはいけないと思いつつ、ダンジョン歩いている妄想の登山は驚く程楽しかったのでした。


そして、妄想している私に友人がタイムリーにも「下着類は3か月毎とか、定期的に新しいものを買い換えていく。そして古いものは捨てる。そういう丁寧なお金の使い方をしたいな」なんて言うものだから、ゴブリンを倒して新しいパンツが欲しいと言っていたハルヒロが頭を掠めて「(パンツまじで大事だよな)」と真剣に思いました。



私ほんとにいい年なんですけどね。

こういう事ばかり考えてしまいます。