はい、更新履歴とか後にして語ります
●【モブサイコ100】について語り散らかします
(気持ちは言葉にすると様々な事が明確化しますし、私的にとんでもない快感なのでここで発散させます)
2016年 夏アニメとして現在放送されている【モブサイコ100】
久々に気持ちが熱くたぎる感じで好きになってしまったので、申し訳ございませんがここで語り散らかさせて頂きます。
ハイジは無意識的にネタバレとかやり散らかすとんだウッカリ八兵衛な為、そういうのが「まじむり地獄に堕ちろー」な方はお気をつけください。
あと、たぶん今回驚きの長さになりそう。
聞かれてないですが、婚カツも諦めずにやってます。いえ〜い。
●【モブサイコ100】というお話
(ただのチート主人公のギャグアニメと思うなかれ)
あらすじとか苦手なのでノンブレスで軽く説明すると以下の通りになります。
▼▼▼▼▼
超能力(しかもかなり強大)を持ってる地味な主人公が様々な事件に巻き込まれつつ、どちらかというと日常の方に苦労して生きている話
です。
ちなみに、アニメのサイトに書いてあるあらすじみたいなのには「衝撃のサイキック青春グラフィティ」と書いてありました。
へぇ横文字わからん。
==(ง ˘͜ ˘ )ว
はい。
モブサイコ100はギャグ漫画です。
原作はとても線の少ない一番上の最新刊の表紙のような絵です。
けれど、ただギャグ漫画なだけではない。
その辺りに私はとてつもないギャップを感じて【アニメ→漫画】と濁流に呑まれるかの如く勢いよく流されました。
わかりやすく言うと凄く面白いのです。
●主人公:影山茂夫(モブ)について
(モブとエクボ by.K子ちゃん)
のぺっとしている、なのにかわいい。だから、かわいい。
この、主人公(通称:モブ)が、なんかもうとんでもなく一生懸命に不器用ながらも日常を生きてるのにオロロとなる。
なんででしょうか。
私が27歳になったからかしら(すん)
がんばれ。がんばれ。でもあんまり頑張りすぎないで。あああ、もうその辺で寝ときなさいコラコラ。もういいから。もう無理しないでいいんだからね。
なんて、親みたいな気持ちでモブを見てしまっております。
ちなみにモブは14歳。中学2年生です。そして私は……(すん)
超能力が使えるチート主人公なのに、日常生活ではぜんぜん上手に生きてけてないのがもう涙なんです。
へたくそか。
●「モブ君、空気読もうよ」
(まだ漫画未読時のアニメ感想帳)
アニメ第3話で、私はどばーっとモブに胸を締め付けられることになります。
「空気読もうよ」
そう言われた時のモブは無表情なのに、無表情じゃない顔、背中。
モブでなくとも誰でも感じたことがあるであろう、集団の中での、なんともいえない疎外感やら無力感が、小学生のモブの後ろ姿に込められ過ぎて泣くしかない。
「モブ君、空気読もうよ」
好きな人にそんなこと言われたら、どんな気持ちなんだよもうへたくそか。
(※そして驚くほどに「可哀想」という感情は常に「可愛い」という感情と手を繋いでいるものらしい。その瞬間のモブが一番かわいい摩訶不思議)
そして、モブ自身は超能力なんていらない「無用の長物」だと言っています。彼曰くあってもモテないからだそう。
(モブ by.K子ちゃん)
※【モブサイコ100】はここぞという核心部分をこういった“抜き”で描くのが殊更うまい。“抜き”部分が丁度よい所に挟まって来るから、ページを捲る手が止まらないだと思います。原作者のONE先生の凄さよな。
そしてモブには、一つ下にとてもイケメンで出来た弟が居るのですが(※この弟についても後から語ります)その弟がモブに「なんで超能力を使わないの?」と尋ねた時も、なんだかあののぺっとした顔で核心をついてました。
あぁ、とんでもない。
モブは自分が空気が読めないことや、女心がわからないこと、筋肉がないこと等、自分に無いものに対して妙に冷静に向き合っています。
そして、それらは超能力なんかでは補えないというのを子供ながらに“わかって”いるみたいです。
けれどそこはやっぱり超能力というチートな力を持ってる主人公だし、少年漫画だし。
いろんな事件に巻き込まれます。
いろんな感情が爆発して、pixivとかでよく言われる「茂夫様」状態になったときは、のぺっとした顔からイケメンと言われている弟と同じような顔になるので、少年漫画としてもべりい熱いのです。
何を隠そう私は熱い漫画が大好きです。
ええ、私はSLAM DUNKが好きですし、キングダムが好きなのです。
●上出来な弟:影山律について
(律とエクボ by.K子ちゃん)
この弟、pixiv上での「兄さん!兄さん!」感が半端無い。
ええ、それはそうです。原作がそうですもの。(すん)
あののっぺりした顔の兄に対し、どうしてこんな殊更ジャンプの主人公のようなビジュアルの弟が出来るのか最初は甚だ疑問でしたが、ストーリー序盤でその疑問は払拭されました。
(A.モブが“茂夫様”状態になってやっと「あ、こいつら兄弟や」と合点がいく)
この律という弟は、モブと違い超能力者ではありません。
モブの一つ下、13歳です。
モブが無意識に超能力で曲げてしまったスプーンをスマートに手で戻し「はい、兄さん。悩みがあるなら聞くよ?」と爽やかにのたまい、小テストで毎度毎度100点を取ったり、生徒会に所属したり、女の子からきゃーと言われる所謂「出来杉くん」タイプのエリート弟です。
けれど、この弟もいろいろ内に抱えておりまして。
人間とはいつも隣の芝生が青々として見えるんですよね。
( 'ω')ウオオオオアアアアアアアアアッッッッ!!!!!
と、まじで暴走します。
そんな律に私はまたしても感じてしまうのです。
かの有名な「エレン味」を。
(※エレン味について詳しくは過去記事【腐女子という思考に濁る前の自分の好きの価値観について】をご参照ください。まぁ、簡単に言うと真面目に真剣に「うおおお」と天然を発揮しながら間違った方向に突き進んでゆく【進撃の巨人】のエレン✦イェーガー氏のようなキャラ味のこです)
律も「頭いいのにどうして?」的な面白い全力行動をやってたりします。
「除霊しなきゃ!」と玄関に引っかかっていた悪霊のエクボに連続膝蹴りを喰らわせるシーンは見物です。ビックリするほど容赦無い。
そして、故にこの弟もなかなかに可愛い。
先程からちらほらイメージで出しているイラストの主であるK子ちゃん(最重要:腐女子ではない)が、一番好きだと思われる子が律。
律の幸せを願っているK子ちゃん(何度も言うが腐女子ではない)に、ここ最近強い母性を感じます。
そして、pixivで描かれがちな「兄さんに近寄るな!へんたいが!」という、ブラコン全開の律はよくネタになっておりますが、この影山兄弟の凄いところは、そう。あれ。
よくみる弟からの一方通行全開ではないところです。
双方向性の兄弟全力感です。
モブも律を心の底から尊敬していたり、律をきっかけに自分の暴走を恥じたりと、様々な面で弟に強い影響を受けています。
のっぺりしていても“お兄ちゃん”の自負が強いモブ。
(モブと律 by.K子ちゃん)
※場の空気と、弟の明らかな後ろめたさオーラをものともせず「飲みものあるよ。飴もあるよ」と久々に会った孫と接する婆ちゃん感を全力で出すモブ。
そして、あののっぺりした顔で大分おもい事を言う。
たいぶ、おもい。
かの有名な、モブの土下座かましながらの「僕を突き放そうとしても無駄だよ。兄弟なんだから」発言に私は狂気を感じました。
顔は死ぬほどのっぺりした表情なのに、その顔でそのセリフ言う?!みたいな。
そして、弟の不祥事の詫で登場するモブの土下座かまし回のサブタイトルの付け方が私の中でのクリンヒット感半端なかったです。
ONE先生の素晴らしい感性を感じました。
そう兄弟、なんかもう凄いです。
そして、この影山兄弟に対しK子ちゃん(目に見えて腐女子ではない)は言います。
……わかる。
何を隠そう私は兄弟の絆を描いた漫画が大好きです。ええ、私は宇宙兄弟が好きです。
●モブの唯一の師匠:霊幻新隆について
(霊幻 by.K子ちゃん)
pixivではびっくりする程イケメンになって登場する霊幻新隆氏。
「霊とか相談所」という事務所をかまえ、日々舞い込んでくる霊的事案を得意のパソコン技術とマッサージ技術と必殺話術で解決する28歳。
モブの師匠という立ち位置で登場するものの、一切超能力的な不思議な力は持たない一般市民です。
(後から語りますが力を持っていない、その点がとても熱いのです)
モブと出会い、この力は金になると時給300円でモブをこき使います。
モブは霊幻を霊能力者だと信じ、力の使い方を学ぼうと事務所に足繁く通うのです。
時給300円の脅威。
しかし後半、時給が現物支給になるなど驚きの給料体制を発揮したりもします。トマトの苗とか。
モブ「……………」
(モブ by.K子ちゃん)
基本ふざけまくりで、動きがめちゃくちゃジェットコースター(特にアニメ)。
繰り出す技が最早、霊幻新隆くん28歳、小学6年生。
(twitterでこの表現を見た時のいい得て妙感は半端無い)
そんな霊幻ですが、こいつの人間味の半端無さといったらもう、大変なダークホースキャラでした。
影山兄弟はあくまで漫画のキャラとして好き!という感じなのですが、この霊幻に関しては本気で友達になりたいやつです。
モブ「師匠はずっと“良い奴”です」
子供をこき使う子狡い大人という感じで登場するのに、もう、なんていうの。
びっくりするくらい歳相応な「大人」でした。
子供に無理をさせてはいけない、大人が成さねばならぬ、という部分をきちんとわきまえた大人。
モブが苦しい時は必ず側にいるし、能力もないのに絶対助けにいく。
肉弾戦で。
(ちなみにアニメのEDがまたオシャレといったらもう。霊幻のモノクロの日常がモブと出会って色付くというコンセプトで作られているらしいのですが、なんかもう、おしゃれ)
この“何の力もない”というのが、この漫画では最早希少になりつつあるのです。
けっこう、超能力者ばんばん出てくるし。
その中で、きちんとした大人としてモブの側に居る霊幻の素晴らしさよ。
私が霊幻で一番好きなのは「霊幻は基本的に良い奴だけれど、完璧に善意ではない」という点です。
ほんと霊幻はモブにとっては何者にも代え難い“師匠”という行動を難なくやっちゃうんですけど、特に大きなシーンでなくとも、作中の小さなところで「こ、こいつ良い奴」みたいな事を、まじで小さいコマでやっていたりします。
そしてまた、その良い奴感が完全な善意ではない行動原理のもと行われているのがじわっと伝わってくるのが、まじで霊幻の魅力。
一つのでかい親切より、十の小さな親切をちらほらされたほうが人間性見えてくるんですよね。
モブが落ち込んでいるところを、意図せず言葉で救うのが霊幻です。
そして、誰かれ構わずぶん殴ったり蹴ったりするのも霊幻。
はい、いいと思います。
(そしてそれはだいたいモブのピンチ時)
主人公以上に行動に期待してしまうまじで友達になりたい上に、こうなりたい大人キャラです。
と、まぁ。まぁ。
一心不乱に最近ハマった【モブサイコ100】について語り散らかしてきましたけど、指がびっくりするほど疲れ果ててきました。(すん)
正直、私が微妙にじわじわ一番好きなキャラについても叫びちらかそうかとも思っていたのですが、まじでびっくりする程、指が疲れ果てました。(すん)
パソコンで書けばいいものを、スマホで書いてるものだからスマホもアツアツ。
そろそろ引き上げねばならりません、なぜなら明日も仕事だから……
一旦語り終えたので、熱いハマり熱が昇華された気がします。
ここまで読んだ方がいらっしゃるのであれば、とりあえず私は言いたい。
お互い、お疲れ様でした。