キャラ萌えと関係性萌えにまつわる腐女子の二分性について
●オタクの種類と我の立ち位置
(アニメは周期に一つ見てよかったと思えるものに出会えたら、それはアタリ周期だと思う)
( ᷇࿀ ᷆ ){こんばんは。
毎日それなりに生きているハイジです。
改めてわざわざ申し上げますが、私はオタクです。
アニメや漫画が好きなので、自分でも真っ当なオタクだと自負しております。
そして、どういったタイプのオタクなのか突き詰めていきますと、男×男を好む、俗に言う腐女子という枠組みの中で走り回って生きているオタクです。
(BL一次創作のサイトにくっつけているブログに改めてこんな事を書くのは最早蛇足中の蛇足ですけれど)
更に深く突っ込んでいくと、キャラ萌えするタイプの腐女子ではなく、関係性とストーリー性に萌えを感じて胸を掻きむしるタイプの腐女子です。
地雷と呼ばれるカップリングは持っておりません。
二次創作はできない為(能力的に)、己で行う創作活動は一次によるBL小説の創作活動者です。けれど、二次創作も好きです。
ハイジという人間のオタク性を細かく細分化してご紹介させて頂くと、上記のようになります。
ここからは私の勝手な見解によるキャラ萌えと関係性萌えの違いを記していきます。
陽気に独断と偏見が蔓延してくるのでお気をつけ下さい。
私の友人にゾノさんと言う方がいらっしゃいます。
見た目はケバくて気の強そうな姉ちゃんです。化粧が上手です。
そんなゾノさんも、昔はそうとうな腐女子としてその名を轟かせて来た方でした。
(ゾノさんは、現在腐女子の姿はナリ潜め、ただのよく食べる見た目はケバいけど優しい女の子になってしまいました)
そんな彼女が腐女子としての力を遺憾なく発揮していた頃を振り替える際に、よく使うワードがあります。
以下、
◟( ‾᷅⚰‾᷄ )=ゾノさん
( ᷇࿀ ᷆ )=はいじ
とする。
◟( ‾᷅⚰‾᷄ ){私、キャラ萌えするタイプだから。
( ᷇࿀ ᷆ ){ひえー。なにそれ興味深いー。
◟( ‾᷅⚰‾᷄ ){ちなみに、お前は関係性ストーリー萌えするタイプやぞ。
( ᷇࿀ ᷆ ){ひえー。なんかそれちょっと分かるかもー。言い得て妙ー。
彼女に言わせれば腐女子は
①キャラ萌えするタイプ
②ストーリー萌えするタイプ
の以上2つに別れるそうです。
キャラ萌えするタイプというのは、そのままキャラに萌えを感じているタイプの腐女子なのでしょう。
ゾノさんがその昔我を忘れて、とある作品にハマっていた時の事です。
共に博多のおしゃれ街を歩いている際、なんだか遠い目をしてマネキンに着せてある服を見ておりました。
◟( ‾᷅⚰‾᷄ ){あれ、○○が着たら絶対似合う。たぶん●●と一緒に服見に来たら●●はきっと○○にこういうの着て欲しいって言うと思う。
( ᷇࿀ ᷆ ){ひえー。お前、とんでもねぇな。何考えてるかと思いきやだよ。突拍子もねぇな。
◟( ‾᷅⚰‾᷄ ){二人はデートしに来たらこういう店に入るやろうし、ここでご飯たべると思う。
( ᷇࿀ ᷆ ){ひえー。そんな人達は現実世界には存在しません!はよ、映画館いこうよ!
とまぁ、後ほど詳しく話を聞けば、同じ作品にハマっている友達と街を歩けば延々とそんな事ばかりを話すのだそう。
それを私にも垂れ流してきたようでした。
家を見ればこういう家に二人は住んでいるだとか、こういう町並みの中生きてるだとか。
私にとってはまさに( ᷇࿀ ᷆ ){ひえー、の連発でした。
(※最重要:やたらと自分を常識人のように書いてるはいじですが、何故博多の街をぶらぶらしてたかと言えば私がゾノさんにどうしても「魔法少女まどか☆マギカ」を見たいからついて来てくれと頼みこんだからでした。そう、だいぶ無理やり引っ張って見に行ったのでした。挙句チケット買う時お姉さんにタイトル言うの恥ずかしいからお前買ってきてくれと、無理やり買うのも任せたりしました。ひえー)
その作品にハマっている時のゾノさんてのがまた、なかなか私にとっては宇宙人でして。
そんな設定絶対本編にはないだろうそう、勝手な深いキャラ設定の元、妄想し過ぎて動悸と息切れが止まらなくなったりしておりました(※)
(※)現在振り返ってみると、これは、私がおそ松の二次にチャレンジした際の「これは公式設定だったか、はたまた腐女子の間で出来上がった暗黙の了解的常識設定だったのか」という葛藤と同じ状況でした。
ただ、彼女は葛藤することなく、するりと後者を受け入れ腐女子の暗黙の了解的二次常識の中を楽しく泳ぎ散らかしていたのでした。
そんなんだから、余りに素晴らしい二次創作小説を読むと苦しくて睡眠が摂れないとゲッソリしたりもしておりましてね。
その時はもう心底「お前!まじで戻ってこい!?」とアワアワしたものです。
最早、彼女は当時不治の病を患っていたといっても過言ではありません。
転生設定や悲恋モノの軽い設定を聞いた限りでは、原作を軽く掠った程度の私には軽く異世界でした。
そして、彼女には嫁と呼ばれる推しキャラがおり、嫁について同士と語らばいくら時間あっても足りない様子でした。
( ᷇࿀ ᷆ ){ひえー。なんかとんでもねぇけど生きてて楽しそう。私もそのくらいハマりたいぜー。
結構本気でそう思ったりもしました。だって、とても楽しそうなんですもの。
けれど、そんな私にゾノさんは言いました。
◟( ‾᷅⚰‾᷄ ){いや、無理ぞ。お前、好きなキャラってだいたい主人公やろ。それ、お前がストーリーに入り込む為に、主人公に感情移入すっからそうなるんぜ。そんなお前には最早私の領域には立ち入ることは無理やけん。ワンピースでルフィが好きとか、スラダンで桜木花道が好きとか、弱虫ペダルで小野田坂道が好きとか、宇宙兄弟でむっちゃんが好きとか、そういうのやない。そういうのやないんだよ。
( ᷇࿀ ᷆ ){ハッ。
としました。
確かに私はBL好きだけれど、二次創作となると途端に主人公受けで考えるしか脳のない、いっぺん通りな腐女子人生を歩んできました。
キャラに萌えるというより、キャラにまつわるストーリーの動きに萌えては胸をかきむしって「クソ熱いぜ!たまらんぜ!」と拳を握りしめてきました。燃えていました。
言葉と会話の積み重ねで出来上がっていく二人の関係性に飛び跳ねて、頭を打ったこともありました。
( ᷇࿀ ᷆ ){ひ、ひえー。
私もだいぶ気持ち悪りぃな。
その二人(CP)の関係性や感情が、そうなるであろうという経験と言葉と状況の積み重ねの元でないと、私はちぇっとなります。
ストーリーありきでないと妄想できない想像力無し腐女子なのです。
なので、歴史秘話ヒストリアで歴史上の人物達の行動や言葉や関係性を見ると「ありがとうございます。本当になんとお礼を言ってよいやら」と口を手で覆ったりします。
関係性がしっかりしていたり根拠が明確で私の中にハマれば、私は15分でも軽率に胸を掻きむしったりするのです(※)
(※)ちなみに直近で胸を掻きむしった関係性はアニメ【僕だけがいない街】の主人公悟の、八代に対する言葉とモノローグでした。後は【歴史秘話ヒストリア】で見た、鈴木貫太郎と外交官グルーの関係性も大変よろしかった。あ、昭和天皇も良かったなぁ。胸熱。
きっとそんな私にはゾノさんは
◟( ‾᷅⚰‾᷄ ){ひえー。
と、なるのでしょう。
腐女子とは互いの不可侵領域には互いに( ᷇࿀ ᷆ ){ひえー、となるのです、
いや、きっとそれは腐女子に限った話ではないのでしょうけど。
●だから私はキャラグッズは買わない
(2016年春アニメはどうなるかしら)
嫁の居るゾノさんは、テンションが上がればキャラグッズをけっこう買っていくタイプでした。
そりゃあもう様々なものに貢いでいらっしゃった時期もありましたが、詳しくは書きません。
それに対し、関係性に萌えて飛び上がって頭を天井に打ちつける程の気持ち悪い怖い腐女子の私はグッズは一切買いません。
なにせ、嫁というのが存在しないからです。キャラはグッズになっても関係性やストーリーはグッズになり得ないからです。
そう言った意味では原作をグッズとみなせば、私もグッズ購入者なのでしょう。けど、いや、原作作品をグッズ扱いはないでしょう。
そう言った意味で、私はどんなにハマってもグッズは買いません。
けれど、私も一度だけ見境なくハマりまくってグッズを鬼のように購入した事が一度だけありました。
けれど、あれからもう17年程は経つので、時効って事でいいのかしら。
いつ再発するかわかりませんが、一応時効として私はキャラグッズは買わない腐女子として公言しておきます。(※)
(※)ちなみに、グッズを見境なく購入して我を忘れてハマった作品は後にも先にも【神風怪盗ジャンヌ】だけでした。まさかのファンレターまで熱心に書いたりもしていました。
そんな訳で、はいじはキャラ萌えはしないが関係性やストーリーに萌えて、萌えた勢いで天井に頭を打ちつける気持ち悪いタイプの腐女子という事を皆さんに知ってもらえれば幸いです。
きっと一概には腐女子のタイプを分けることはできないのでしょう。
これははいじの一思考と区分けとして広い心で見ていただければと思います。
おわり。
以下、ゾノさんが私の記事に関連し補足してくださった記事です。至極わかりやすく、そして興味深い。