米相場

米騒動というサイトにくっついているブログ。

【更新履歴】そして、終わった人間

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3月21日

【風を切って歩け】

10月27日同日(3ページ)

 

 

 こんばんは。はいじです。

 一回更新し始めたおかげで、勢いのついて回り始めた車輪のようにシャンシャン更新し始めております。

 

 やっと庄司の有給3日目が終わりました。有給3日目を終わらせるのに5年近くかかってしまいました。過去の私からのバトンを落とさないように走るのは、なかなかに難しいです。なにせ、最後どうするのかを考えていたのか、考えていなかったのか。

 

 やはり、思い出す事はできません。

 

 どんなつもりで書き始めたのかは分かりませんが、どうやらこの作品は31歳という、主人公の庄司の年齢と同じようなタイミング(というより超えてるけど)だからこそ、書き上げられそうな気がします。

 

 この話で主人公の庄司は「俺は“終わった”人間なんだよ」と言うシーンがあるのですが、この台詞、夫が私に言ってきた台詞でもあります。

 最初は「こいつ、物凄い事言い出してんなーーーネガティブ魔神かよ」と思ったのですが、どこか言わんとせん事は分かるのです。もう、体は成長は終え、後は衰えるばかり、学生時代の時のように無意味にまだ見ぬ未来を無責任に描けない。

 

 30歳って別にもっと上の方からすれば、まだまだ若造だとは思います。けれど、圧倒的に若い頃の自分とは、もう違う地点に立ってしまったなという年齢でもあります。

 このお話でいうところの、もっと上の世代というのを【金平亭】という喫茶店の店主として出しておりますが、多分彼からすると18歳も29歳も大差なく見えていると思います。

 

 けど、29歳の庄司にはそうは思えませんよ。だって、明らかに過去の自分よりは衰えてきてると実感してますから。

 

 そういう視点でこの話を書けるのは、やはり私自身が「終わった人間」みたいな気持ちをどこかに抱えるようになってしまった今だからこそだと思います。

更新停止させていた事を正当化する訳ではないのですが、【風を切って歩け】は、今書く事になって、本当に良かったと思います。

 逆に過去のまだ今より若かった頃の自分は、これにどういうストーリーをつけて進めていこうとしていたのかが気になります。

もう、どう頑張っても知る由もないですが。

 

 庄司同様、私も、まだまだ終わりたくないです。そして、夫も自分を「終わった人間」とのたまいつつ、色々夢があるようなので、見ていてお前どっちやねんと思う今日この頃です。

 

 私の小説、喫茶店、珈琲、生徒会、生徒会長、だいすきよな。毎回どっかで出てくる。

 

 では、米騒動の車輪を今週もしゃんしゃん回します。